「育てる」という作業から、
子どもたちは自然と命への感謝を
感じとります。
命をいただいて、私たちは生きています。命の恵みのおかげで、私たちは豊かに暮らしていけるのです。草花や野菜を育てながら、自然の素晴らしさを知り、その恵みに感謝する心を育みます。
白百合幼稚園では年間を通して、栽培や畑仕事に取り組み、季節の移り変わりとともに、自然からの恵みを体験しています。
『先生っ、大変!葉っぱがアオムシに食べられちゃったぁ~!』
命を育むひとつひとつのシーンに、「いのちの営み」がたくさんつまっています。
ある日、園庭のみかんの木の葉に産みつけられた卵からアオムシが生まれ、葉っぱをムシャムシャ食べているのを見つけました。
『…どうする!?』
『みんなで育ててみようよ!』
『このアオムシくんは、みかんの葉っぱが好きなんだね。』
虫かごにみかんの葉っぱを入れて、毎日見守る子どもたち。
やがてアオムシが、さなぎになり…。
……………。
美しいアゲハチョウになりました!
命の連鎖。
葉っぱも、アオムシも・・・。
そして、ぼくたち、わたしたちも、
いっしょうけんめい生きているんだ!
そんな小さな発見が、大きな『気づき』となり、子どもたちはその感動を栄養にどんどん成長していくのです。